NPU（Neural Processing Unit）搭載したCopilot+ PCって何？

Windows11のCopilotに聞いてみた！

何だか新しい言葉を作り出して新商品を売ろうとする戦略が見え隠れしていますが、「Copilot+ PC」って何なのでしょうか？

自分のパソコンのWindows11に搭載しているCopilotに聞いてみました。

Copilot+ PCは、Microsoftが提唱する新しいカテゴリーのWindows PCです。
このPCは、AI機能を最大限に活用するために設計されています。以下の特徴があります。

（１）オンデバイスAI:ニューラルプロセッシングユニット（NPU）を搭載し、クラウドに依存せずにローカルでAI処理を行います。これにより、リアルタイムでの画像生成や翻訳などが可能です。
（２）Windows Copilot Runtime:Windows 11に組み込まれたAIレイヤーで、アプリケーション開発者がこの機能を活用してAIを利用したアプリを開発できます。
（３）マルチモーダルインターフェース:テキスト、画像、ビデオ、音声をサポートし、ユーザーのコンテクストを理解して操作を支援します。
（４）新しい機能:Recall: 過去に表示したコンテンツを記憶し、後から検索できる機能。Cocreator: 手書きのラフスケッチやプロンプトを基に画像を生成する機能。

色々と調べて見ると、特にNPU（Neural Processing Unit）という新しい処理装置が追加されているようです。

NPU（Neural Processing Unit）って何？

上の画像は、自分のPC（Windows11）のCopilotに、CPUとGPUとNPUの違いを画像で生成してもらったものになります。

通常PC組立をしていれば、CPUは、OS（Windows11などのオペレーティングシステム）などを動かす処理装置であり、GPUは、映像処理関係の処理を行う装置と言うくらいは知っています。

CPUは、こんな感じのPCパーツで販売されており、GPU搭載のグラフィックボードは、下記の様な感じで販売されています。

GPUは、非力な物ならCPUやマザーボードのPCパーツにオンボードされていることがありますが、映像処理の必要な高負荷なゲームなどの場合には、高価なグラフィックボードを購入したりします。

そして、NPUですが、AIと機械学習の処理に特化しており、高度に並列化された処理ユニットを持ち、AIタスクにおいて非常に高速で効率的な装置になります。

NPUパーツは何？

またまた、自分のPCのCopilotに「NPUは何に搭載されている？」聞いてみました。

1. スマートフォン:

   • Apple: iPhone 8以降のモデルに搭載されているAシリーズチップ（例：A17 Bionic）には、Neural Engineが含まれています。
   • Samsung: Exynosプロセッサを搭載した一部のモデルにNPUが含まれています。
   • Google: Pixelシリーズに搭載されているTensorプロセッサにもNPUが含まれています。

2. PCおよびノートパソコン:

   • Intel: Core UltraシリーズにはNPUが搭載されています。
   • AMD: Ryzen 7040および8040シリーズにはRyzen AIというNPUが含まれています。
   • Qualcomm: Snapdragon X Eliteプロセッサを搭載したPCにもNPUが含まれています。

3. タブレット:

   • Apple: iPad Proシリーズに搭載されているMシリーズチップ（例：M1、M2）にはNeural Engineが含まれています。

4. その他のデバイス:

   • スマートスピーカーやスマートホームデバイスにもNPUが搭載されていることがあります。

ＰＣの場合は、有名CPUメーカーのIntel Core UltraシリーズやAMDのRyzen7040及び8040シリーズに搭載されているようです。

現時点では、CPUの追加装置として、NPUが搭載されてているようです。

将来は分かりませんが、グラフィックボードのようなハード的な機器として追加するのではなく、CPUなどのチップに追加された形で提供されているようです。

早速、ＰＣパーツを調べてみましたが、ＮＰＵ搭載のＣＰＵを通販で購入するのは早いのか！？商品がありませんでした。

２０２４年６月末現在では、ちょっと早いのでしょうかね。

NPU追加で何が変わる？

何だかネット検索するよりも、AIに聞いてしまった方が時間が省ける様な時代になってきました。

自分のPCのCopilotに、「パソコンにNPUが追加されると何がかわりますか？」と聞いてみました。

1. 高速なAI処理:

   • NPUはAIタスクに特化しているため、画像認識や音声認識、自然言語処理などのAI処理が高速化されます。これにより、リアルタイムでの画像・動画処理や音声アシスタントの応答速度が向上します。

2. バッテリー寿命の延長:

   • AI処理をNPUが担当することで、CPUやGPUの負荷が軽減され、結果としてバッテリーの消耗が抑えられます。これにより、デバイスのバッテリー寿命が延びます。

3. 高度なセキュリティ機能:

   • NPUは顔認識や指紋認証などの生体認証の精度を向上させるため、セキュリティ機能が強化されます。不審な活動の検知もより迅速に行えるようになります。

4. エンターテイメントの向上:

   • ゲームや動画編集などのエンターテイメント体験が向上します。例えば、AIを活用したリアルタイムの解像度アップスケーリングや、ゲーム内のAIキャラクターのインテリジェンス向上などが実現します。

5. 効率的な文書作成:

   • 自然言語処理の能力が向上するため、文書の自動要約や自動補完、校正機能が強化され、文書作成の効率が飛躍的に向上します。

現時点でも、クラウドのAIサービスを利用して画像処理などをしていますが、ローカル環境での自分のPCでも簡単にAI画像処理などができるようになるのかもしれませんね。

今後更にAI技術が進化していけば、クラウドに接続していなければ受けられなかったサービスが受けられたり、高負荷のAI処理なども単独のPCでできるようになったりして、様々な分野で進化するかもしれません。

まだ、「Copilot+ PC」なんて言っても自分は購入しませんが、進化を楽しみにしています。