前回のブログで、GIGABYTE製GeForceRTX3080のサーマルパッドの交換を行いましたが、思ったより良い結果が出なくてガッカリしました。
しかし、今回別のサーマルパッドを使って同じGIGABYTE製でもあるGeForceRTX3090のサーマルパッドを交換したらスゴイ結果がでたのでブログにしてみました。
サーマルパッドの熱伝導性
前回RTX3080で使用したサーマルパッドですが、
ココに注意
熱伝導性 3.5 W/mk
でしたが、今回のサーマルパッドは、
おすすめ
熱伝導性 12.8 W/mk
でした。
熱伝導性とは、数値が高いほど熱の伝導性の能力があるようなので、今回のサーマルパッドは、3.65倍の熱伝導性になる訳です。
決して最初のサーマルパッドが悪い品質だってことではありません。
実際に、RTX3080の既存のサーマルパッドよりも良い結果は出ていました。
しかし、今回の熱伝導性12.8 W/mkのサーマルパッドの方がスゴイ性能を発揮できるサーマルパッドだって事が分かり改めて熱伝導性を確かめる重要性を実感した訳です。
THERMALRIGHT ODYSSEY THERMAL PAD(2mm)
自分が購入したサイズは、120x120x2mmでしたら、人気物のせいか現時点では在庫がアマゾンにも無いようです。
※現在は販売されているようなのでリンク貼っておきます。
ちょっと小さなサイズのリンクを貼っておきます。
85x45X2mm https://amzn.to/3v6NtOh
GIGABYTE RTX3090のファンコネクタが抜けない
前回のRTX3080でもなかなかファンコネクタが抜けなくて苦労をしましたが、コツをつかんではいましたので余裕をぶっこいていましたが、
ココに注意
GIGABYTE RTX3090のファンコネクタは更に抜けませんでした!
3連ファンなので、3つのファンコネクタがありましたが、何とか1本だけ外すことに成功し、後の2本は接続したまま作業をしました。
実際は、ファンコネクタを破損させて外したような感じで外側のプラスチックが折れてしまいました。
オス側のコネクタも傷だらけになってしまいました。
GIGABYTE社もユーザーに分解されることを想定してないので、ほぼ直付け的なコネクタで取付しているのではないでしょうか?
もし、外される方は自分のように破損させないように注意が必要です。
今のところ破損させて外す以外には外す方法が見つからないのが現状で参考にならないので詳細は書きません。
サーマルパッド交換作業
RTX3080と同じように既存のサーマルパッドのサイズを計ってカッターで切って貼りかえれば良いだけです。
その前に、無水エタノールでグリスの汚れや謎の油のような液体を拭き取りました。
サーマルパッドのサイズを切り終えたら実際にヒートシンク側に保護フィルムを外して貼って行きました。
その後、CPUグリスを指サックつけて指で塗りました。ハケも付いていまいたが指で塗った方が簡単に全体に塗れます。
あとはヒートシンク側と本体を接続するだけです。
本当に接合させちゃっていいの?
何か忘れてない?
放熱板側のサーマルパッドの交換
すっかり放熱板側のサーマルパッドの取付を忘れて一度接合させてしまいました。
しかし、前回のRTX3080の場合はサーマルパッドが取り付けて無くて非常に重要な部分のサーマルパッドだと思い再度分解して放熱板側のサーマルパッドを取り付ける事にしました。
心が折れそうになりながらも放熱板側の分解をすると、なななんと、
ココがポイント
サーマルマッドが取り付けられている
この状況から考えると、GIGABYTE製RTX3080はサーマルパッドの取付忘れ!?ってことも推測できますね。
RTX3090の放熱板側のサーマルパッドがあったので驚きましたが、このサーマルパッドもTHERMALRIGHTに取り換えてみることにしました。
基本的に最初に取り付けられていた部分のサーマルパッドをリプレースするスタイルでしたが、一ヶ所だけ追加でサーマルパッドの取付をしました。
基板上を目視すると同じような部品にサーマルパッドが取り付けていなかったので赤矢印の部分に追加しました。
サーマルパッド交換後のスゴイ結果
サーマルパッド交換後の結果がスゴイ事になりました。メモリジャンクション温度が、
サーマルパッド交換効果
100℃以上あったのが、72℃に下がっている
そして、パワーを上げてNicehashの採掘効率を100MH/s以上にしても、メモリジャンクション温度が80℃から上がる事はありません。
ただ、ちょっと心配なのが、GPU温度が65℃以上になっていきました。
もしかすると、GPUの裏側にもサーマルパッドを取り付ければよかったのかもしれません。
自分的には、Nicehashのマイニング効率が、100MH/sで、温度が異常な高温でなければ良しと考えていますので、AFTERBUNERで調節して、
104MH/sで、メモリジャンクション温度78℃、GPU温度62℃
で調整終了しました。
※詳細はYouTube動画にしましたので興味のある方はご視聴ください。
このRTX3090のサーマルパッド交換の結果から、前回のRTX3080のサーマルパッド交換からTHERMALRIGHT ODYSSEY THERMAL PADにリプレース決定となりました。
本当にサーマルパッドの性能でこんなにも温度変化があるなんで驚きでした。
YouTube動画にしてみました!