ココに注意
何かと便利なポータル機能ですが、複数枚になるページの印刷ができません!
実験サンプルの準備
こんな感じのテーブルを準備してリレーションも組んでおきました。
請求書テーブルには、適当な請求先を入力して、請求書内容テーブルには下記のようにデータを準備しました。
ここから、印刷するための請求書フォームを作成しました。
請求書内容の部分は、複数レコードになる事もあるのでポータルツールで設置しました。
プレビューしてみるといい感じで収まっていました。
ポータルでは既定数以上は印刷できない?
請求書内容を2レコード追加しました。
ココに注意
ポータルで設定してあるレコード数以上の印刷ができません!
自動で次のページになるなんていう気の利いた感じにはならないようです。
スクロールして見える部分しか印刷できなく、1枚にしか印刷できないようです。
せっかく便利なポータルなのに・・・
複数ページになるようなポータルを印刷する方法はないのでしょうか?
いろいろ調べると、ページごとに最初の行を切り替えて印刷するようなスクリプトを組んでやる方法があるようですが、大量の印刷枚数がある場合は、印刷ジョブが1枚ごとにプリンタに送信されるので使い勝手が良くないらしい。
更に、この為にスクリプトを準備するのはメンドクサイですね。
そこで、
ココがポイント
ポータルをあきらめて、リスト形式で印刷する方法に変える!
リスト形式で印刷する方法
ポータルでの印刷は自分には敷居が高そうだったので、リスト形式にする方法で試してみました。
リスト形式にするのも本当に簡単で、ポータルからフィールドを引っ張ってきて、レイアウト設定から、リスト形式を選択しただけです。
これでプレビューをしてみると下図のように、複数ページに自動で切り替えることができました。
●1ページ目
●2ページ目
これで思ったような印刷ができますね。
自分の場合は、複数枚の印刷があるようなケースの場合は、「リスト形式での印刷フォームにする」の一択になりますかね。
フッターにページ数と総数を付与
この手の印刷には、確実にフッターにページ数と総数が付与されていると便利ですよね。
しかし、FileMakerの場合は、ちょっと癖があるようなのです。
上の図のように、フッターに、{{ページ番号}}と{{ページ数}}を設置しました。
これでページ番号とページ総数がでるようなのですが、
ココがダメ
プレビュー前では、「?」になっています!
そして、プレビューすると、ページ番号は出ていますが、ページ総数は、「?」になっています。
つかえねー!
って思ってしまいましたが、これって
ココに注意
印刷するとちゃんとページ数も総数も印刷されてします!
印刷するまで総数が表示されていませんが、そういう仕様だと思うしかないですかね。