前回は、Ubuntu Server 22.04.1 LTSをGIGABYTE社製のキューブ型PCにインストールしました。
【Ubuntu Server 22.04.1 LTS】オンプレミスFileMakerServerをUbuntsServerで構築(1/2)
今回は、FileMakerServerをインストールします。
UbuntuServerを固定IPにする
FileMakerServerとして使用するにも、固定IPにした方が使いやすいと思ったのでUbuntuServerを固定IPにすることにしました。
参考サイトと同じ様に作業して固定IPにすることにしました。
自分のネット環境から、192.168.1.149に設定して見る事にしました。
まず、「/etc/netplan/00-installer-config.yaml」を「/etc/netplan/00-installer-config.yaml.rename」にリネームして、「/etc/netplan/99-netcfg.yaml」をviを使って作成しました。
mvコマンドも、viコマンドも、sudoを付けないと権限がないよって拒否られますので注意が必要です。
network: version: 2 ethernets: enp3s0: addresses: [192.168.1.149/24] gateway4: 192.168.1.1 nameservers: addresses: [192.168.1.1] search: [] optional: true
設定を更新するために、下記のコマンドを実行
sudo netplan apply
変なエラーがでました!
`gateway4` has been deprecated, use default routes instead. See the 'Default routes' section of the documentation for more details.
下記のサイトで同じような事例が見つかりました。
自分の場合は、更に、
Error in network definition: unknown key 'optional'
というのが出たので下記のように変更しました。
network: version: 2 ethernets: enp3s0: addresses: [192.168.1.149/24] nameservers: addresses: [192.168.1.1] search: []
これで、固定IPの設定はうまく行きました。
固定IPはうまくいきましたが、upgradeするとエラー・・・ネット接続ができてないようです。
network: version: 2 ethernets: enp3s0: addresses: [192.168.1.149/24] rutes: - to: default via: 192.168.1.1 nameservers: addresses: [192.168.1.1] search: []
gatewayの設定が必要だったようです。rotes:の部分を追加したらネット接続も完了し本当の設定完了となりました。
【追記】
後で、UbuntuServer22.04では、FilemakerServerがインストールできない事がわかり、UbuntuServer20.04にて設定しなおしました。
「99-netcfg.yaml」の内容は下記でOKでした。
network: version: 2 ethernets: enp3s0: addresses: [192.168.1.149/24] gateway4: 192.168.1.1 nameservers: addresses: [192.168.1.1] search: []
optional: trueがあるとエラーになるので、削除しました。
FileMakerServerのインストール(失敗)
自分は既に、FileMakerServerのライセンスを購入しているので、FileMaker Server for Linuxのファイルのダウンロード先を下記から得ました。
ココがポイント
ファイルのダウンロード先は、https://downloads.claris.com/esd/fms_19.x.x.xxx_Ubuntu20.zipとなるようです
Ubuntu ServerへのFileMakerServerのインストール方法は、Clarisのホームページに掲載ありました。
sudo apt install wget sudo apt install unzip sudo apt update sudo apt upgrade
upgrede中に下記のメッセージがでて困った。
何を選択するのやら???
結局何も変更しないで、「OK」で抜けました。
ここまで、終わりましたので、FileMakerServerのファイルをダウンロードして、解凍して、インストールしてみたいと思います。
ココがダメ
なんか訳の分からないエラーが出てインストールできません!
なんなんだよ!(怒)
ネットを探し回ると同じ事例がありました。
英文で書かれているのでGoogleにて翻訳してみると、UbuntuのバージョンとFileMakerServerのバージョンが合って無いという事なのです。
ほんとかよ!って事で、調べるとUbuntu Server 22.04.1 LTSでした。
やっちまったよーーー。いつの間にか、Ubuntuのバージョンが上がったのを気づきませんでした。
Ubuntu 20.04.5 LTS (Focal Fossa)のISOファイルをダウンロードして再チャレンジする事になりました。
Ubuntu20.04でFileMakerServerインストール(成功)
UbuntuServer20.04にして、FileMakerServerのインストールをしました。
sudo apt install wget sudo apt install unzip sudo apt updat sudo apt upgrade mkdir fminstaller cd fminstaller wget https://downloads.claris.com/esd/fms_19.X.X.XXX_Ubuntu20.zip unzip fms_19.X.X.XXX_Ubuntu20.zip ls 解凍ファイルの確認 fimemaker---.deb sudo apt install ./filemaker---.deb
進捗38%のところで、たぶんライセンス規約の同意に、「y」を入力してEnterしました。
インストールタイプに「0」入力してEnterしました。
管理者情報として、ユーザー名、パスワード、4桁のPIN番号を入力すると、先に進みました。
インストールが終わったので外部の端末からアクセスしてみました。
詳細設定から、「192.168.1.149 に進む (安全ではありません)」で先に進むとログイン画面がでてきました。
FileMakerServerにログイン
いろいろとトラブル続きですが、ログイン画面が出てきたらもう大丈夫だとおもったら、
ココに注意
ログインしようとしても無反応で画面が変わりません
なんでーーーってなりましたが、リブートかけたら回復してログインできました。
その後、セキュリティ設定が出てきましたので、「Clarisデフォルト証明書を使用」にして「保存」しました。
今回は、同じネットワーク上の端末で使用する予定なので、SSLの設定は無しにしました。
無事にFileMakerServerの管理画面が出るようになり、これで、FilemakerServer for Linuxの実験が完了しました。
クラウドか自前かの理由では無かった結果
とりあえず実験なので、クラウドでフリーズしまくっていたプログラムを、ローカル環境に構築したFileMakerServerでもテストしてみました。
結果は、残念ながら変わりませんでした。
FileMakerServerの問題ではなく、
結論
プログラムを作り直さない限り使い物にはならない
ちなみに、そのプログラムは、昔のバージョンからバージョンアップして不具合が出ていたのですが、他の方が作った物なので新たに作り変えるのがめんどくさかったのです。
ちょっと修正して動くならあまり手をかけたくないパターンだったのです。
でも、FileMakerServerの実験をここまでやってみても使い物にならない動作速度なので元々を作り返さない限りダメだという結論で納得できました。