パソコン情報

Surface Pro 7のメンテナンスとOfficeのライセンス認証

SurfacePro7はネットブックですね!

SurfacePro7って超薄型で持ち運びには便利なパソコンだと思っていました。

実際にメンテナンスで触る機会ができたので、良ーく見て見ると起動画面は、

ココに注意

Windowsが動いていますが、用途としてはネットブック

じゃないかと思います。

簡単なスペック的には、Windows10で、Core-i3、メモリ4GB、128GBSSD、そして、Office2019 H&Bって感じなので、普通のパソコンとしても使えるスペックだと思います。

しかし、処理能力が必要な、動画編集や、データベースなどである程度の計算能力が必要なソフト、そして、多量の通信をするようなケースには向いてないパソコンだと思います。

つまり、ネットブックとしての使用用途として、ネットサーフィン、メール確認、簡単な文章作成や計算などには向いているパソコンであり、外に持ち出しても省電力で稼働できるパソコンだと思います。

 

メンテナンス内容

今回のメンテナンスする内容が、

さらに詳しく

データベースが遅いというのと、Officeソフトを起動するとライセンス認証が出てくる

というものでした。

 

まずは、パソコンの起動状態ですが、特に問題なく起動しました。が・・・

ココがダメ

起動した段階で、メモリが75%使用

メモリがの搭載が4GBに対して、75%使用済というのは、他のソフトを起動すると結構きついんじゃないでしょうかね?

自分の経験上の話にはなりますが、せめて起動時は、60%程度で、他のソフトを起動していても、80%以内に収まっていた方が無難なのが、WindowsというOSだと感じています。

Windows10からWindows11にアップグレードしてありますので、それも関係している可能性がありますが、メモリ不足であることは否めません。

じゃメモリ増設すればいいじゃないですか!?ってことで調べましたが・・・

ココがダメ

surfaceのメモリ増設はできない!?

という結論になりました。

タブレットのような形状なので蓋を開けるのも大変だし、壊すリスクもあるので実質不可能だと思っていたほうが良さそうです。

 

ReadyBoost

USBメモリを仮想メモリにできる機能として、「ReadyBoost」というのがあるらしいというので、試してみましたが、そのそも「ReadyBoost」のタブが出現しません。Windows11の問題なのかしりませんが、「ReadyBoost」の実験はできませんでしたが、調べて見ると、メモリとHDDの間を取り持ち通信速度をサポートする機能だと理解しました。つまり、SurfacePro7のような既にSSDを使用しているようなケースには使えない機能のようです。

 

Officeのライセンス認証

いつものことですが、

ココがダメ

MicrosoftOffice製品は勝手にライセンス認証が外れて困ります

メーカーに、いたずらされているとしか考えられません。

よく、WindowsUpgradeするOSやOfficeのライセンス認証が外れたりしますが、今回は更に、Windows10からWindows11にアップグレードしているので、いたずらするにはターゲットになりやすいですね。

さて、さっそく作業に入りたいと思います。

インターネット経由で認証すれば簡単ですね。が・・・

ココがダメ

ライセンス認証の回数が上限に達していて認証できない!?

あーーーあ、いつもの事なので、この落胆は想定内なのですが残念です。

久々に電話認証しましたが、やり方は昔と変わってなかったようです。

電話認証は、じみに時間のかかる作業で、本当にメンドクサイです。

とりあえず、認証ができて、Office製品を起動してもライセンス認証がでなくなりましたとさ・・・

 

SurfacePro7でデータベースを使用(WiFi接続)

今回の案件では、データベースは、MicrosoftAccess(以降Access)を使ってVPNでデータベース(Sqlserver)を使用しているという感じになります。

たぶん、スタンドアロンで容量の大きくないデータで、Accessを使用する様なケースなら問題ないスペックかと考えますが、VPNに接続してとなると、ネットの回線スピードも関係してきます。

現在は、Surface Pro 7をWiFi接続で使用しているようですが、WiFiと言っても接続環境によっては、データベースなどが使えない環境もあります。

つまり、通信速度の出ないWiFi環境ではデータベースが遅延したりフリーズしたりすることがあります。

Surface Pro 7のWiFi仕様を確認すると、「無線 LAN (Wi-Fi 6 : 802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0 テクノロジー」となっていますので、搭載無線機器の規格に対しては、

ココがポイント

EEE802.11ax 2.4GHz(周波数帯) 9.6Gbps(最大通信速度)

Surface Pro 7の通信規格を見ると、通信速度も問題ない感じですが・・・

実際に通信速度が遅いWiFi環境(アクセスポイント)で接続した場合は、データベースがフリーズしたようになりました。

通信の遅い早いの違いは、プロバイダ回線速度、無線ルーター(アクセスポイント)の速度、パソコンの無線機の速度というように、どれか一つでも遅い場合は、その地点でネックとなり、スピードが出ない事になります。

 

そして、今回のケースですが、WiFiじゃなく、私のネット環境で、有線LANで接続を実験してみました。

https://pctips.jp/internet/wifi6-11ax-201911/

UBS接続にてLANポートを増設できるバッファローの「LUA3-U2-AGT」というのが転がっていたので使ってみました。

今回のVPN経由のSqlServer接続したAccessでもサクサクと動くようになりました。

SurfacePro7の能力不足(メモリ不足)は否めませんが、ネット環境が早ければ、それなりに動くという事が確認できました。

 

まとめ(Surfaceはネットブック)

実験では、早いネット環境で有線LANで接続すれば、VPN接続したSqlServerにSurfacePro7からAccessで接続しても、そこそこ動くことがわかりました。

※VPN回線スピードやSqlServerには問題ないという前提で話しています。

がしかし・・・あくまでもSurfacePro7はネットブックからの域を脱していないと考えます。

Excelを起動しただけで、メモリの使用率が80%を越え、MicrosoftEdgeを起動すると、メモリの使用領域を食いつぶし90%を越えました。

パソコンとしての使用用途としてはメモリがカツカツです。

CPUに関しても、「Intel® Core™i3-1005G1」通常ならCore-i3で事務処理する程度なら問題ありませんが、このCPUは、モバイル専用なので、低消費電力で稼働する代わりに通常のCore-i3との能力よりも落ちる事は想定できます。

Surfaceでもスペックの高い機種もあるようですが、今回のSurface Pro 7は、ネットブックとしての使用用途に適していると思います。

 

追記として、購入時の状態に戻す初期化という方法がありますが、Windows11にアップグレードしてしまった現在から購入時のWindows10にすれば、起動時のメモリ使用率も下がると考えられます。

でも、Windowsってのは、使っているとスグにメモリが足りなくなっていくんですよね。そして、

ココに注意

Windows10のライセンス期限も2025年の10月には切れるとか!?

そう考えると、初期化するよりも、ネットブックとしても使用用途にして、このまま使用した方がいいのかなーって。初期化して2年間・・・。

 

やっぱりSurfacePro7の能力不足

自分の環境の回線スピードを計測してみました。

測定場所は、Fast.comを使ってみました。※目安として考えてください。

まずは、WiFi(2.4GHz)の回線速度を計測してみました。

自由なメモ

これだけ出てれば問題ないんじゃない!?

しかし、VPNでデータベース接続しようとすると遅延とフリーズ状態に陥ります。

では、有線接続の回線スピードはというと、

アップロード回線速度が違いますが、問題ないレベルかと思うのですが・・・。

ココがポイント

有線接続ですと、VPNでデータベース接続しても問題なく稼働

 

ほぼ、Surfaceの能力不足だとは思いましたが、WiFi(5GHz)帯でも実験してみました。

この回線速度なら有線接続以上のスピードが出ていますので問題なく接続できるはずですね。

実際にテストをしてみると、2.4Ghz帯で接続した時と同じ症状となり使い物になりません。

これで確定できたことは、SurfacePro7のWiFi接続時は更に処理能力が落ちるという事ですね。

いずれにしても、ネットブックとしての使い方に特化した方が良さそうなパソコンのようなタブレットです。