パソコン情報

NTTフレッツ光のONU(終端装置)が故障して、マルチセッション接続して緊急復旧

ココに注意

突然インターネットが接続できなくなりました!

過去の経験から、接続できない原因は、物理的な接続トラブルか、もしくは、ルーターが故障などがありました。

最近では、OUN(終端装置)内臓の無線ルーターなどが主流だと思いますが、ONUから市販の無線ルーターという使い方も存在している。

 

ONUとルーターの違いは?

光通信を行うには事業者側と加入者側の双方に対になった終端装置が必要である。加入者側では光ネットワークユニット (Optical Network Unit : ONU) を使う。加入者側について話していることが明らかな場合には、光回線終端装置とONUを同義語のように使うことが多い。事業者側では加入線ターミナル (SLT、Subscriber Line Terminal) または光ラインターミナル (OLT、Optical Line Terminal) を使う。ただし日本では、NTTグループや電力系通信事業者など多くの事業者において、「ONU」と呼んだ場合は1芯式(光ファイバー1本で信号の送受信をピンポン伝送方式で行う)の装置を指す。(Wiki

分かる人には分かる解説になるかと思いますが何言っているのかよくわかりませんね。

ココがポイント

ONUは、光通信をでデジタル通信に変換する装置

 

パソコンはデジタル通信はできても、光通信をできる装置は無いのでONUと言う機器が必要になる訳ですね。

 

では、ルーターの役割は何?

自動でプロバイダーにアクセスしてインターネットへ接続することができる機器ですかね。

昔、ADSLの時代も、ADSLモデムに直接パソコンを接続して、パソコンにアクセスポイント(プロバイダ情報)を設定して接続していた頃がありました。

参考

ONUは、昔のADSLモデムの様な役割で、ADSLは、電話回線上の高周波信号をデジタル変換していた訳ですが、ONUは、光信号をデジタル変換するという同じような役目のようです。

じゃ、ONUにダイレクトにパソコン接続してインターネットできるはず!

時間の無駄なので試していませんが、実際にONUダイレクト接続のパソコンでインターネット接続できるようです。

 

いちいちインターネット接続を手動(自動も可能)でやったり、1台の有線接続パソコンでしか使わないならルーターを購入しなくてもいいのかもしれませんが、無線接続したり複数台のパソコンやスマホなどでインターネット回線を使うなら絶対にルーターにした方がいいですね。

 

突然インターネット接続ができなくなった原因

今回のネットトラブル案件は、光回線が2回線ある法人様でした。

1回線は、OUNからダイレクトにビジネスホンに収容されており光電話として使用しているようです。

そして、今回突然インターネット接続できなくなった光回線は、複数台のパソコンで使用しているような環境でした。

ONUが故障する確率は物理的なトラブルが無い限り低いと考えて、ルーターの方から調査しました。

また、ONU(GE-ONU)のランプは、4つとも緑点灯で異常がありませんでした。

パソコンからルーターの管理パネルには普通にログインでき操作も通常通り行う事ができました。

なんで?

PPPoEにおいて接続ができない!

今まで接続できたので、プロバイダ情報が間違っている訳でもなく・・・。でも試しに他のプロバイダの設定を当てがってみたり、ルーターの交換までやって見ました。

バッファローのルーターを接続した時には、初期の回線判別においてエラーが出ていました。

ココに注意

NTTの故障調査では、ONUまでの異常はない

という事で行き詰まりました。

 

試しに別のONUで接続テスト

この法人様は、ビジネスホンで、別の光回線を使用していたので、試しに、そのONUに接続してテストすることにしました。

あっさりとインターネット接続ができました!

ココに注意

原因はONUしか考えられません(もしくは光回線自体)

 

しかし、ONUを交換したくてもスグには交換することはできないので、インターネット接続を直ぐにでも復旧したい場合は困ります。

さて困った!?

そういえば、NTTのフレッツ光って

ココがポイント

標準で同時2セッションまで接続可能だったよな!?

 

自分の自宅でも、通常の光回線に、VPNルーターを接続して、2セッション接続させた経験がありました。

もしかして、電話回線専用の光回線を使えば、インターネット接続も可能なんじゃないかと考えました。

 

光1回線で2セッション接続で復旧

高額なビジネスホンが接続されている光回線なので、何かの影響で電話回線まで使用できなくなったら困る。

ちょっと調べてから試すことにしました。

画像付きで解説してあるウエブサイトがあるじゃないですか!?

今回は、【方法1】のパターンでハブさえあれば電話回線専用だった光回線をインターネットにも使えそうですね。

上の画像で説明すれば、ルーター1の方には、ビジネスホンが取り付けられていたので、ONUからハブを接続して、分岐をしてルーターに入れれば、何の苦労もなくインターネット接続できるはずですね。

実際にやって見ると想定した通りにインターネット接続でき復旧することができました。

 

たまたま、法人様で2回線の光回線があったので、ネット復旧させることができましたが、1回線しかなくONUの故障だとしたら、ONUを交換しない限り復旧はできなかったことでしょう。

なかなか、故障確率が低いONUという固定概念と、異常のないONUのランプ状態でも、故障原因はONUだったという経験は勉強になりました。