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LinuxをGUI環境でファイルサーバーにしようとしたら高い壁があった!

注意ポイント

いきなりKGOYAのクラウドに構築したWindowsServer2019のファイルサーバーに接続できなくなりました。

 

せっかくなので、Linuxでファイルサーバーを立てようかと思いましたが、やって見るとGUI環境で管理する為の障壁があることがわかりました。更に、SoftetherVPNで接続しようとしたらメンドクサソウなので断念しました。

 

KAGOYAのクラウドWindowsServer障害

発端は、KAGOYAのクラウドに構築したWindowsServerにおいて、SoftetherVPNで接続していたのですが、3年間何もなく使用していましたが、

ココがダメ

突然SoftetherVPNが接続できなくなりました!

 

考えられる原因と言えば、

1、WindowsServerの問題

2、KAGOYAの問題

となります。

 

まず、WindowsServerの問題だとすれば、初期化すればよいのですが、大切なデータもあったので、新たに新規でKAGOYAにWindowsServerを立てて実験しました。

結果は、接続できませんでした。という事は、WindowsServerの問題ではないって事です。

※別のVPNサーバーにWindowsのVPN機能から接続実験も接続できません。

KAGOYAの環境が変わったんじゃないかと推測して、サポートに電話しました。

最近は、セキュリティ問題でサーバー屋さんの方で勝手にフィルターを掛けたりしますので、掛けたなら掛けたで教えて欲しいという感じで電話しましたが、電話口に出た人の回答は、

怪しい!?

何も変更ないし、障害も出ていません

の一点張りでした。

 

もう、時間の無駄なので先に進むことにしました。

 

さくらインターネットにLinuxサーバー構築

自分がいつも使用しているさくらインターネットですが、さくらのクラウドっていう場所に構築する方法と、VPSというスタイルで構築する方法がある。

今回は、VPSの方が安かったので、こちらで構築することにしました。

 

VPS環境の中には、Linuxの各ディストリビューションが準備されており、CentOS7を使う事にしました。

自分の場合は、Linuxに慣れてないので、GUI環境で使用したいと考えVNCサーバーを使ってリモートで作業できるようにしようとしました。

 

CenrOS7で構築

まずは、VNCのセットアップですが、どうもうまく行きません。

うまく行った方法は、

 1.GNOME Desktopをインストール

 2.TigerVNCのインストール

 3.ファイアウォールでVNC許可

GNOME Desktopを入れないでやったら接続しても真っ暗でした。

※参考にしたサイト

さくらのVPSの場合は、環境にパケットフィルター機能があるのでOFFにしておかないと、VNCが接続できないので注意が必要です。もしくは、VNCのポートを空けておくことが必要です。

また、ファイアウォールの設定において、「FirewallD is not running」というエラーがでました。

これは、ファイアウォールが起動してないことが原因のようです。

下記のサイトを参考に回避しました。

 

 4.Sambaのインストール

参考サイトを見て進めていきましたが、コマンドラインからの作業なので疲れます。

そして、断念した理由が、GUIでの管理ができないようなのです。

サイトを探し回りましたが記事を見つけることができませんでした。

 

Ubuntu18.04で構築

最初に、Ubuntu20.04で構築しましたが、sambaをGUI環境で使用できる「system-config-samba」というのが、18.04でないと使用できないようなのです。

しかたなく、ちょい古めの18.04に再インストールしました。

VNCの設定ですが、CentOS7とは違うので疲れました。

 1.Xfceをインストール

 2.TightVNCサーバーをインストール

 3.xstarturpファイルを作成

※参考サイト

上記の方法でやるとリモート画面が砂の嵐だったので下記のサイトを試しました。

 

 4.Sambaのインストール

 5.system-config-sambaのインストール

※ubuntu18.04でないと使えません。20.04では駄目でした。

 6.共有フォルダの作成

共有フォルダを作成するのに、所有者やパーミッションで弾かれました。

コマンドの、chmodやchownを使って権限を変更して使えるようにしました。

 

 7.system-config-sambaを起動

VNCサーバーで接続したリモート環境から、

sudo system-config-samba

とコマンドをたたくと、GUI画面が現れました。

 

これこれこの画面!!

がしかし・・・・・unix usernameが変更できなかったりと画面に違和感あり!?

信頼して良いものか・・・微妙

とりあえず、一番の壁は超えたので最後は、SoftetherVPNでの接続です。

 

 8.SoftetherVPN接続(断念)

ここまで来て断念しました。

ここまでの道のりが遠かったのと、また障害が起きた時に膨大な作業をするのが嫌だったからです。最初からWindowsServerにしておけば良かったと後悔しました。

参考サイト

また、時間がある時に、LinuxサーバーにSoftetherVPNを設定してみたいと思います。

 

 

Linuxのファイルサーバー構築はコマンド環境

今回の教訓から、

今回の教訓

Linuxでファイルサーバーを構築するならコマンド環境

しかないと覚悟しろ!?

WindowsでGUI環境に慣れてしまっている為、コマンドから管理するのには抵抗がありますが、Linuxでファイルサーバーなどを構築するならコマンドで作業することが普通にならないとダメですね。