自前でさくらのクラウドにUbuntu(LINUX)にてFileMakerServer19を構築して、WebDirectにてログイン検証をした結果、
ココがポイント
ClarisIDを毎度求められる事も無く設定したユーザーアカウントでログインできることを確認
FileMakerServerCloudの評価にてWEBデータベースを構築する事を諦めてしましたが自前のサーバーを建てる事で思ったような動作をしてくれることが分かりました。
自前でFileMakerServer19を構築
FileMakerServerCloudの時は、ClarisIDというメンドクサイ認証を何度もする事になり本当に使い勝手の悪い状況でしたが、自前でFileMakerServer19を構築してみたらそのメンドクサイ認証が無くなました。
https://pctips.jp/server/ubuntu-filemakerserver19-install/
デフォルトではWebDirectが使えない!?
自前でFileMakerServer19を構築してファイルをアップロードして、WebDirectで接続してみると、「502 Bad Gateway」となりました。
いろいろとコントロールパネル(以下コンパネに略)を触ってみると、
ココに注意
デフォルトでは、WebDirectは有効になっていない!
ことが分かりました。
コンパネのコネクタにて、WEB公開とWEB公開エンジンのスイッチを「有効、実行中」にすればWebDirectで表示されることが分かりました。
自作ユーザーアカウントログイン実験
過去のブログにて自作ユーザーアカウントでログインしてデータの切り分けの実験をしました。
https://pctips.jp/pc-soft/disappointment-filemaker-webdirect/
この時は、FileMakerServerCloudだったので、ClarisIDでのメンドクサイログインになっていて心が折れてしまいました。
自前のサーバーでログイン実験をやったところ、自作ユーザーアカウントでログインできることが確認できました。
※「ゲストとしてサインイン」をファイルのセキュリティ権限にて有効にするとWebDirect表示時に出現します。
この実験により、1つのFileMakerPro19のファイル(データベース)をサーバーにアップロードして、自作のユーザーアカウントで複数ログインできることが可能であるということが検証できました。
ココに注意
※契約したライセンスの数までしか同時アクセスはできません
導入前に検証したい問題
今回の検証で、FileMakerをWEBデータベース(特に複数ユーザーからのWEB上でのアクセス)として利用できる可能性が分かった訳ですが、導入前に検証したい問題があります。
(1)さくらのクラウド50GBSSD構成をアップグレードすればFileMakerServerの領域も増えるのか?
(2)FileMakerServer19のファイアーウォール設定
(3)FileMakerServer19のSSL認証
などなど・・・
Linux自体も初心者な自分なのでよく理解してない部分が多いのですが、特に上記3項目に関しては、今後FileMakerServer19を使い続けようとするならば問題解決しておいた方が良いと思っています。