FileMaker Pro 6 で昔作成したデータベースを、最新版のFileMaker Pro 19で使用したいという案件が来たので対応しました。
FileMaker Pro 6からコンバート
最初に調べて見て分かった事は、直接
ココがダメ
FileMaker Pro 6から19への直接変換はできない!
という事です。
FileMaker Pro 6自体が、約2002年に発売されて、ファイル拡張子もFP5という物で、FP5を最新版であるFPM12に変換するには、FP7拡張子に変換してからでないとダメらしいです。
つまり、今回のケースでは、FileMaker Pro 11でFP7拡張子ファイルに変換してから、FileMaker Pro 19でFMP12に変換する必要がある訳です。
評価版が無料公開という親切さ
ココがおすすめ
FileMaker Pro 19の場合は、45日間の無料試用期間
があるのでコンバートのテストはできますが、FileMaker Pro 11とか入手するのは難しいと思っていたら、評価版を無料公開してくれていました。
※FileMaker Pro 11の評価版ダウンロードページ
早速ダウンロードしてインストールしてみました。
評価版は、約1ヶ月(31日)の試用期限があるようですね。
FP7への変換方法に困惑
FileMaker Pro 11 をインストールして起動して変換しようとしましたが、
ココに注意
どこにも変換するようなメニューが存在しません
どうやって変換すればいいんだ!?
評価版をダウンロードしたページの中に、変換方法が記載されていました。
変換メニューが存在すると思い込んでいたので困惑しましたが、下記の方法で変換しました。
ファイルをFileMaker Pro 11 のアイコン上にドラッグアンドドロップすると下記の様な選択画面になり、変換することができました。
変換後のファイルを開く
FP5からFP7に拡張子が変換されました。
開いてみると、ファイルが読み込めない為か、ファイル選択ダイヤログが開きました。
もちろん、FileMaker Pro 6の時には、こんなファイル選択ダイヤログなどでません。
拡張子まで判別してファイル名を選択しているようなスクリプトでもあるのでしょうか!?
こんな事が複数回出現して対応し起動させましたが、再起動すると同じ作業が必要になります。
なんかおかしいですね。
変換しても使えない(心折れる)
なんとか起動させた後に、動作確認をしてみました。
ココがダメ
データもなんかおかしい数値が出現
特に、日付が1922年とかあり、完全にコンピュータの日付問題に引っかかっているようです。
データだけでもエクスポートできればと思いやってみましたが、複数のスクリプトが実行されるような仕組みのようで、ソフトがフリーズします。
ココがダメ
FileMakerを使ったことが無い自分にとっては不可解
すぎて心が折れました!
変換すれば最新版で動かせると思うのは甘かったようです。
今回の案件の場合は、FileMakerに長けており、スクリプトなども理解できて修正ができるくらいのスキルが無いと変換はできないと思います。
しかし、データのエクスポートもまともにできないのは困りました。
FileMaker Pro 19にちょっと興味があるので、45日間の無料試用期間を使って試して勉強してみたいと思いますが、全くFileMakerの知識がない状態では、変換もできないという経験でした。