パソコン情報

Windows11の最小システム要件を満たしてない非力Windows10パソコンをアップグレード

結論から言えば、

ココがポイント

非力パソコンは、Windows11にしても非力でした!

今回の内容としては、Windows11のアップグレードの最小システム要件を満たしてないパソコンをアップグレードする備忘録とします。

 

PCのハード構成

実験なので、しばらく使用して無かった小型キューブ型の組立パソコンを使ってみました。

ハード構成

  • GB-BXBT-2807(Intel Celeron N2807
  • メモリ 8GB
  • SSD 256GB

Windows10professionalがインストールされているPCとなります。

ココに注意

CPUが非力すぎるのか、Windows10でもモッサリ動くPC

 

もちろん、Windows11の最小システム要件を満たしておりません。

https://pctips.jp/operatingsystem/windows11-minimum-requirements/

 

(前準備)Windows11のインストールディスク作成

Windows11の最小システム要件を満たしてないPCのアップグレードには、通常のWindowsUpdateでのアップグレードはできないようです。

ココに注意

互換性の確認時点にて、Windows11へのアップグレードが拒否られます

つまり、

最小システム要件を満たしてないPCをWindows11にアップグレードするには、確実にWindows11のインストールディスクが必要になります。

Windows11のインストールディスクの作成方法は、8GB以上のUSBメモリを準備して下記の手順で作成しました。

(1)Windows11のISOファイルを取得https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11からダウンロード)

(2)USBメモリにISOファイルを書き込む※Rufusを使用して書き込みしました。

https://pctips.jp/pc-soft/rufus-hiveos/

 

ISOファイルは、5GB程ありますので、自分のネット環境では、15分程かかりました。

書き込みも15分程度かかり、合計30分程度でWindows11のインストールディスクが作成できました。

 

Windows11のアップグレードできない!?

Windows10のファイルやソフトを、Windows11でも使えるように、OSだけアップグレードする方法を模索しました。

Windows10のレジストリをいじらないとシステム要件をスルーすることができないようです。

 

いろんなサイトを調べると、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setupの、MoSetupにスルーさせる為のキーを設置する方法とか、LabConfigに設置する方法とか、Setupに直接設置する方法などがあったが、どれも、TPM2.0で引っかかってしまいました。

どうも調べて見ると、

ココがダメ

TMP1.2以上でないとTMPの回避はできない

ということらしいです。

 

しかたなく、Windows11のインストールディスクからブートしてみると、途中の選択において、アップグレードと新規インストールの選択にて、

ココに注意

アップグレード選択すると、新規インストールしかできない

というようなメッセージになりました。

 

Windows11に新規インストール可能

結局は、ソフトやファイルを引き継ぐアップグレードはできませんが、新規でWindows11をインストールするなら、最小システム要件を満たしてなくてもインストール可能であることが分かりました。

下記の外部リンクサイトに詳細のインストール手順が書いてありますので参考にどうぞ。

 

簡単に手順を説明すると、

(1)Windows11のUSBインストールディスクからブート起動

(2)最初のセットアップ画面にてコマンド画面起動(SHIFT+F10)

(3)レジストリに、キーを追加

Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig]
"BypassTPMCheck"=dword:00000001
"BypassSecureBootCheck"=dword:00000001
"BypassRAMCheck"=dword:00000001
"BypassStorageCheck"=dword:00000001
"BypassCPUCheck"=dword:00000001

 

(4)途中選択にて、新規(カスタム・Windowsのみをインストールする)を選択

(5)Windows10のマイクロソフトライセンスを入力

あとは画面に出てくる手順通りに進めばインストールが完了しました。

 

ローカルアカウントでも起動可能

ある情報から、Windows11には、マイクロソフトアカウントが必要だということでしたが、実験なので、わざわざダミーのアカウントを発行させるのもメンドクサイので、ローカルアカウントで起動できないものか試してみました。

オフラインアカウントを選択すると、マイクロソフトアカウントが無くてもWindows11を起動させることができました。

 

非力Windows10PCをWindows11にする意味がない

自分の考えてとしては、現在Windows10で使用しているパソコンに関しては、Windows11にする予定はありません。

最小システム要件を満たしていないという理由もありますが、

ココがポイント

Windows11にする理由がない

という理由もあります。

何不自由なく、Windows10にてPCを使用しているならWindows11にする必要性が全くないのです。

細かく調べればWindows11にしかない新機能もあると思いますが、緊急性がないのです。

そんな状態なので、

ココに注意

非力なWindows10をWindows11にする意味も全く無く、非力なPCは非力な状態のまま

です。

Windows11にしたところで、Windows10の段階で、もっさりしているようなPCは改善する事はありません。

 

Windows11にはハードの入替時期に導入

調べてみると

注意ポイント

Windows10のサポート期限は、2025年10月14日

ということなので、2022年の現在から、あと3年は現状で行けるということですかね。

ちなみに、Windows10は、バージョンによってアップデートできなくなる期限があるので下記のサイトを参考にWindowsUpdateをしたほうが無難です。

https://pctips.jp/operatingsystem/windowsupdate201811/

 

自分が、Windows11にするタイミングとしては、ハード的に格段に優れているパーツが出てきたタイミングだと考えています。

それまでは、Windows10を使い続けたいと思っています。また、Windows10のサポート期限が来ても欲しいパーツが無かったら、今回のような手法を使ってWindows11にするかもしれません。

 

(追記)最も簡単にWindows11にアップグレードする方法

クリーンインストールしなくても、現状の非力パソコンをWindows11に最も簡単にアップグレードする方法を見つけました。

しかし、結論から言えば、アップグレードできるかもしれませんが、

ココに注意

非力パソコンをWindows11にアップグレードしても意味が無い

という事です。システム要件を満たさなくてもパワーがあるパソコンならWindows11にする意味がありますが、非力パソコンは本当に意味がないと思います。

また、最も簡単な方法でのWindows11にアップグレードは完全に自己責任なのも注意が必要です。

https://pctips.jp/operatingsystem/mediacreationtool-windows11/