HPのパソコンで、Pavilion(HP Pavilion TouchSmart 10-e000)というパソコンが激重でメンテの依頼があったので作業をすることにしました。
正直、
ココがポイント
このネットブックをメンテナンスして使い物になるのか!?
という気持ちもありましたが、とりあえずやってみました。
パソコンの性能
多分、もう8年以上前の機種になりますし、ネットブックと言う位置づけだと思いますからパソコンの性能的には低いと推測しました。
現在のWindows10の推奨スペックを調べると、64ビット版ですと、
参考
- プロセッサー 1 GHz 以上のプロセッサーまたはシステム・オン・チップ(SoC).
- メモリー 2GB以上
- グラフィックカード WDDM1.0ドライバーが提供されている DirectX 9以上のGPU
- ストレージ容量 32GB以上の空き容量
CPUもギリギリだし、メモリに関しては、アウトじゃないでしょうかね。
ココに注意
メモリ増設できない機種
いずれにしても、Windows10にアップグレードできたとしてもギリギリって感じじゃないかと推測します。
SSD換装準備として分解が難関
とりあえず、激重の最大の原因であるHDDの遅延を改善させるために、SSDに換装することにしました。
しかし、このPCは、HDDにたどり着くまでに分解する手間が難しいです。
HDDは、キーボードの下にあり、裏のネジをすべて外し、ゴム足裏に隠されているネジを外し、後ろ両端のカバー・・・どんだけネジがあるんだよって感じです。
しかし、
ココに注意
一番の難関は、キーボードを外す事
本当に0.1mm程度の端の隙間から尖ったものを突っ込んでキーボードと本体の爪を開けていくのですが、ほぼ壊している感じの音がして怖かったです。バキバキいいながら外して行きました。
HDDを小容量SSDへクローン作業
クローン元のHDDよりも、クローン先のSSDの方が容量が小さいという事が出てきます。
1TB以上もあるHDDを搭載しているパソコンが多いのですが、実際256GBもあれば十分なケースが多いです。
ココに注意
HDDの容量<SSDの容量
なら、裸族のお立ち台で機械的にハードコピー可能
なのですが、逆だとソフトを使わないと出来ないようです。
既に別のパソコンのSSD換装で成功しているので、今回も同じように作業をすることにしました。
https://pctips.jp/pc-hard/chenge-hdd-ssd-clone/
しかし、なんどやっても起動しないという失敗になりました。
結局、HDD500GB中、50GB程度しか使用して無かったのですが、512GBのSSDを使ってハードコピーでクローン化させました。
https://pctips.jp/operatingsystem/windows7-windows10-upgrade20200119/
勿体ないけど起動してくれないんじゃ仕方無いですね。
メンテナンス開始
メモリを節約させるために、常駐している必要が無さそうなソフトを停止、削除しました。
それでも、1.71GBしか使えるメモリ容量しかないので、厳しいですね。
さすがに、SSD換装をしたので、ディスクアクセスが常に100%だったのが、かなり低くなりました。
通常なら、これでサクサクと行くはずなのですが、やっぱりパソコン自体の能力が低いと満足行くような体感速度の改善は難しいですね。
WindowsUpdateなんてしてしまうと、CPUが100%近くなり、めっちゃ動作が鈍くなりました。
試しにエクセルを起動させてみましたが、20秒、ワードだと、10秒程度でした。
WindowsUpdateが動いてなければ、多少はマシになるかもしれませんが相当遅いです。
結論(ネットブックにSSD換装は無駄)
WindowsUpdateを最新までアップデートして動作確認をしたら、
ココに注意
重いが、何とか使えるレベルになった!
しかし、ココからです。
ココがダメ
セキュリティソフトを入れたらCPU100%で激重になりました!
SSDの問題ではなく、パソコン自体の性能が低すぎてセキュリティソフトの負荷に耐えられえないのです。
セキュリティソフトと言えば、常にメモリに常駐して監視をしているようなプログラムです。
そして、常に最新版のウイルスチェックデータをネットからダウンロードしては、更新を繰り返すようなソフトです。
ただ、今の時代、セキュリティソフトは必要不可欠な時代です。
自分の最終結論として、
最終結論
性能が低すぎるパソコンには、SSD換装するだけ無駄
という事が分かりました。